インターネット依存に関する支援

2018年6月、世界保健機構はゲームのやりすぎにより日常生活が困難になる症状を「ゲーム障害」として国際疾病認定した。また、2018年度の厚生労働省の調査によるとネット依存の疑いの強い中高生は全国で推計約93万人と推定されており、5年前と比べて約40万人増加しています。


ネット依存の中でもネットゲームを要因として診療を受ける割合は最も高く、ネット依存の外来を受けつけている久里浜医療センターによると新規受診患者のうち、90%以上がゲーム依存によるものと言われています。

そこで当研究所は横浜市内の病院および、私立小学校と連携してネット依存の予防と治療に関する研究を行っております。

 

 

横浜市内病院とのゲーム障害療育プロジェクト

ゲーム依存がまだ深刻でない場合は、使う時間を決める、使用を制限するなどのルールを作るのが基本ですが、中には空いた時間にやりたい活動をみつけだせずに、再びネットゲームに戻ってしまう場合も多くみられます。

そこで、子供たち自身がネットゲームのどこに魅力を感しているかを知り、ネットゲーム以外のあそび活動を体験することで人とコミュニケーションして遊ぶ楽しさを知ることで、結果としてネットゲーム依存の予防となることを目的としてテーブルゲームを用いたゲーム障害療育の研究を行っています。 

当プロジェクトで企画している教材は、子どもたち自身がネットゲームの何にはまっているかを知り、ネットゲーム以外の遊びを体験してその楽しさを知ることでネット依存を未然に防止したり、ゲーム障害から脱却するための助けとすることを目標としています。

 

小中学校向けネット依存・情報モラル相談窓口

神奈川県内の複数自治体と契約し、小中学校におけるネット依存、および情報モラルに関するトラブルや事件についての相談を学校(教職員)から受け付ける活動を行っています。

 

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