2019年度 実態調査

2019年度に実施したインターネットの利用に関する実態調査から見えた今年度の傾向、および特筆すべき特長を報告します。

[調査対象] 小学校1年生~中学校3年生

[調査人数] 20,483人

[対象地域] 日本全国(主に関東圏内)

[調査期間] 2019年4月1日~2019年7月29日


自分専用として機器を所有している割合を調査した結果です。

・携帯電話(いわゆるガラケー): 小学校5年生の42%がピーク。学年があがると所有率は低下。

・スマートフォン: 徐々に所有率が高くなり、6年生でほぼ携帯電話と同じ割合に。中学1年生になると69%。

・パソコン: 個人での所有率は低い。中学3年生でも9%

・ゲーム機: 小学校1年生から小学校3年生にかけて急激に割合があがる。小学校6年生から中学校3年まではほぼ同じ割合。

・音楽プレイヤー: 小学校5年から6年にかけて7%ほど上がり、その後少しずつ割合が上がる。

・タブレット: 小学校1年生の時点で15%で、ゲーム機についで所有率が高い。

 

「ネットで知り合った人に実際に会いに行ったことがある」と答えた小中学生が501人いることがわかった。小学生だけでみた場合、調査対象の小学生13160人のうち、1008人がネットで知り合った人がいると回答、ネットで知り合った人に実際に会いに行ったと答えた小学生は186人にのぼった。

LINE:小学生1年生でも10%以上が利用、6年生で50%以上。中学生では1年生から75%以上が利用

Twitter: 中学1年生で25%が利用。中学3年生の50%が利用

TikTok: 小学校5年生の25%が利用。中学3年生では50%が利用

 

 

小学生全体の「LINE」利用率の平均は34.8%、6年生の利用率は55.3%にのぼることがわかった。LINEは10月24日の発表でiOS版の推奨年齢を4歳から12歳以上に引き上げる動きがあるため、iOSを用いたLINEの利用については今後推奨年齢外の利用となる可能性がある。