~ネット利用における実態調査結果報告 第2弾~
スマートフォン、パソコンの所有率が増加傾向。ゲーム機は減少傾向
2023年7月21日: 株式会社教育ネット(神奈川県横浜市都筑区 代表:大笹いづみ)が実施している「ネット利用における実態調査」(2022年4月~2023年2月実施分)にて、自分専用ICT機器所有率において、スマートフォンとパソコンの所有率が増加傾向にあるのに対し、ゲーム機の所有率が減少傾向にあることがわかった。
調査では家で使っているICT機器(学校で使うパソコンやタブレット以外)についての自分専用のものがあるかを質問し、各ICT機器の所有率を導きだした。スマートフォン所有率の2020年~2022年のデータを見てみると、中学生は全学年で高止まりの傾向。小学生の所有率は全学年で増加傾向となり、小学1年生の2022年の所有率は9.5%と約1割の児童が所有していることかがわかった。2020年から2022年の所有率の増加を見てみると、小学5年生は10.5ポイント、6年生は10.4ポイント増加となっており、2年間で約1割所有率が増加している。
パソコン所有率も全体的に増加傾向。2022年は小学5年生以上で1割以上の児童生徒が所有しており、中学3年生は18.1%の生徒がパソコンを所有していることがわかった。タブレット所有率は全学年で2020年は3割未満だったが、2021年度は3割を超え、2022年度は小学生全体で33.8%、中学生全体で33.5%となった。
一方、ゲーム機の所有率は全体的に減少傾向。特に中学生は全学年で年々減少しており、2020年と2022年を比較すると、中学1年生で9.1ポイント、中学2年生で12.2ポイント、中学3年生で11.7ポイント減少した。
お助けネット【ネット利用における実態調査】
対象: 教育ネット支援自治体の小学校、中学校 児童生徒 28,930人(有効回答者数)
調査期間:2022年4月~2023年2月
総質問数:質問20問
主な質問項目: ICT機器の所有について、サービス利用、利用時間について 等